一体、解体費用はいくらかかるのか?


実家の解体をお考えの方にとって一番の関心ごとは、いくらの費用がかかるのかということではないでしょうか。

 

片づけの遺品整理・生前整理の何倍ものお金がかかるのが一般的であり、建物自体の築年数が経過してしまうと、建物そのものに値段がつくことは少なく、ほぼ30年以上経過すると土地だけの値段になってしまうと聞きます。

 

実家の解体に必要な金額について調べてみたところ、諸経費を含めた解体費用は、1坪あたり3,5万円~5万円が一般的だと思われます。仮に建坪30坪の建物の場合105万円~150万円となります。戸建ての場合最低100万円以上のお金が必要になってきます。

 

解体費用の料金体系は、

 

1.解体する家屋の構造

木造か鉄筋コンクリートかなど

 

2.人件費

一般的に2週間前後の作業期間

 

3.建坪

1階2階合わせて何坪あるのか

 

4.立地条件

隣接する建物の有無

解体用重機が入れるか入れないか

 

5.残置物の有無

建物以外に廃棄物があるかないか

 

6.アスベストが使われているかどうか

 

7.樹木やブロック塀の撤去はするのかしないのか

 

8.浄化槽や井戸の埋め立て費用

 

などによって算出していきます。

 

周辺の作業環境が良ければ、重機で一気に取り壊し可能ですが、周辺道路が狭かったり住宅密集地区では重機が入ることが出来ず、手作業での解体となるため、料金に幅が出るのはそのためです。

 

解体業者を選ぶ場合は、料金だけではなく工事内容と近隣住民に対して細かい配慮ができるかどうかで選んだ方が良いと思います。解体となれば騒音や埃などの対策が必要になってきます。料金が安い業者の場合、廃材を不法投棄されたり、追加の高額請求をされたりするケースもあるため、業者は慎重に選ぶ必要があります。

 

建物滅失登記について

建物を取り壊した日から1か月以内に所管の法務局で「建物滅失登記」の手続きを行います。土地家屋調査士に依頼するかご自身で行うことも可能です。完了すると翌年1月1日から建物についての固定資産税が発生しなくなります。

 

解体補助金について

自治体によっては、解体補助金制度を受けられる地域があります。まずは自治体に問い合わせて調べてみることをお勧めします。

 

皆様いかがでしたでしょうか?解体を考える際の参考にしてくだされば幸いです。